★TVオンエア映画★「シティ・オブ・エンジェル」 年末年始の映画放映で夜中に録画しておいた中から、 まずは「シティ・オブ・エンジェル」を観ました。 メグ・ライアンのファンではありますが、 ニコラス・ケイジは決して好みのタイプではないのです。 (ごめんなさい、ニコラスさん!) でもでも、役柄もあってあの何かを訴えるような瞳には 何か惹かれるものがありました。 ≪ストーリー≫ 高熱で病院に運ばれ、生死の境をさまよう小さな女の子の横に、 黒い服を着たセス(ニコラス・ケイジ)がそっと寄り添っている。 彼の姿は誰にも見えない、死を目前にした人間以外には・・・。 やがてセスは女の子の手を引いて、天国へと導いていく。 “この人生の中で一番好きだったものは何?”と話しかけながら。 セスは天使。 もう思い出せないくらい遠い昔から、このロサンゼルスの街で、 人々の営みを見つめている。 彼の他にもたくさんの天使が、町中に散らばって、 それぞれの仕事をしている。 死にゆく人間の運命を変えることは、彼らにはできない。 ただ、召された者の魂を天へ導き、残されて悲しむ者にそっと寄り添うだけ。 彼らには味覚も触覚も臭覚もないかわりに、永遠の命が与えられている。 ある日、セスは、死んでいく患者を蘇生させようと 必死で心臓マッサージを施している外科医・マギー(メグ・ライアン)を見つける。 その患者はセスの担当で、死にゆく運命だったのだ。 患者を天国へ連れていった後、「死ぬはずのない患者だったのに・・・私のせいだわ」と自分を責め、 誰もいない場所で泣くマギーを見つける。 彼女は自信をなくし、メスを持つことができなくなっていた。 そんな彼女にそっと寄り添い、生きていく力を与えようとするセス。 いつしか、彼はマギーに恋をしていた・・・。 言ってしまえば単純なストーリー。 でもエンジェルの視点になるカメラワークや ヘミングウェイの「移動祝祭日」をKEYにしたり、 赤ちゃんの鼻腔閉鎖症を見つけたり、 仲間のエンジェルたちがセスを見守っているところや朝焼けの海辺・・・。 現実にあってもいいストーリーなのかも知れないな・・・。 (2002.1.10 ★★★★☆) 「ミッション・インポッシブル」 今ごろ観たの~?・・・と言われそうですが、 先日TVでオンエアされた時にビデオにとっておいて今日観ました。 世間じゃミッション・インポッシブル2(略して「M:i-2」)も もうビデオ化(DVD化)されているというのに・・・。 (^^ゞ きっと本編からカットされているところもありそうですが なかなかスピード感といい、ストーリー展開といい、 飽きさせない創りが良かったと思います。 トム・クルーズを吹き替えていた小杉十郎太さんはお馴染み過ぎて、 トム・クルーズに「ビバリーヒルズ」のディランと 「アリーmyラブ」のリチャードがダブってしまってたのは私だけでしょうね。 (2002.1.21 ★★★★☆) ≪ストーリー≫ ハリケーンが近づいているアトランティック・シティー、 14,000人の観客を集めボクシングのチャンピオン・マッチが行われているアリーナで 観客席の国防長官が狙撃された。 容疑者は14,000人、そして証人も14,000人。 観戦の為に会場に居た地元の刑事リ ック・サントロ(ニコラス・ケイジ)は、 国防長官を護衛していた親友のエリート将校ケビン・ダン中佐(ゲイリー・シニーズ)を助けるつもりで捜査に奮闘する。 事件を追っていくうちに明らかになってくる思いがけない政治陰謀とは・・・。 「天使」役のニコラス・ケイジのイメージが強いせいか、ハード&ライトな(お軽い?)彼の役柄に、 映画が始まってしばらくは馴染めない感じがしました。(笑) ストーリーが進むにつれ、同じシーンを再現しながら次々に明かされていく真実がすごく楽しめました。 ゲイリー・シニーズ(「フォレスト・ガンプ」「アポロ13」「身代金」)のこの映画での悪役ぶりも、彼ならではっていう感じ・・・。 存在感のある俳優さんで、必ず印象に残ってしまいます。 観終わってから知ったのですが、監督がブライアン・デ・パルマだったんですね。 私にとってデ・パルマ監督はどうしても「キャリー」「フューリー」の怖い映像のイメージが強すぎるのですが、 今や「アンタッチャブル」「ミッション・インポッシブル」の監督と言ったほうが有名なんでしょうね。 (*^_^*) (2002.2.17 ★★★☆☆) 「キング・オブ・ハーレー」 (原題:FIXING THE SHADOW) 東京12チャンネルでお昼に放映される映画には、時々小さな拾いものがあったりします。 特にバイク、ましてやハーレーダビッドソンもよくわからないにも関わらず、 ただチャーリー・シーンが出ているというだけで観てました。 (そう言えばイージーライダーは観たことあります!) ストーリーはハーレーに乗ったグループの麻薬・銃・弾薬売買を警官役のチャーリー・シーンが “ハーレー族”に潜入捜査をしていくというもの。 ストーリー自体は暴力シーンも多いし、ハーレー好きな人には違った楽しみ方ができたのでしょうが・・・。 ところが、私は最後のエンドロールを観てズシッと刺さるものがありました。 それは、この映画が実話に基づいて作られたものであること、 そしてチャーリー・シーンの演じた警官本人がエキストラとして出演していたということ・・・。 創られたストーリーなら感動せず、実話なら感動するというのも単純構造?! あと、“ハーレー族”のリーダー役の俳優さん、どこかで観たことあるなあ・・・と最後までわからず、 ネットで検索してみたら、マイケル・マドセンという人でした。 えーっと、私の好きな“シャチもの”映画(笑)で、「フリーウィリー」のお父さん役の人でした。 どうしてもいい人そうに見えてしまった理由がわかりました! (=^_^=) (2002.2.25 ★★☆☆☆) 「ニキータ」 冒頭から店を仲間と襲う銃撃シーン。 麻薬中毒の少女ニキータは床に座ったまま声を掛けた警官を殺してしまう。 そして判決は無期懲役を言い渡される。 しかしその素質を見込まれ命を引き換えにして政府の秘密工作員として訓練を受けることになる。 3年後、一流の殺し屋になり、要人の暗殺の指令を次々に・・・。 ある日一人の男性と出会い心から愛したことからニキータの心は揺れる。 涙をふきながら銃を構えるニキータ・・・。 後日、映画の人気からテレビドラマにまでなった「ニキータ」ですが、 リュック・ベッソン監督のアクション映画出世作なだけにTV版はどうなんでしょう・・・。 それにしてもアンヌ・パリローという女優の細身なのにたくましいアクション。 そしてマスカラで涙というシーンが多くて、いつも目の下が真っ黒・・・。 グチャグチャになっているのに可愛い大きな目がとても魅力的。 荒削りな感じがすごくいい。 レオナルド・ディカプリオの「仮面の男」にも出てるらしいのですが 私の中では「ニキータ」のままの彼女で留めておきたい気持ちです。 吹き替えの戸田恵子さんもピッタリでした! そして、ジャン・レノも登場するのですが、うーん、リュック・ベンソン監督、 こんなふうにジャン・レノを“ゲスト出演”させる必要はなかったのでは??? (2002.4.1 ★★★☆☆) 「くちづけはタンゴの後で」 原作は「死者との結婚」というサスペンスものなのに、 映画ではラブコメディー&ハートフルに描かれてるのが不思議。 サスペンスっぽいところは最後の少~しだけ!(笑) どこまでも“愛”を描いているのは、 シャーリー・マックレーンの存在が大きいような感じがします。 決して「タンゴ映画」ではありませんのでくれぐれもご注意を!(笑) ≪ストーリー≫ 田舎町からNYへ出て来た18才のコニー(リッキー・レイク)は、 スティーブという男に騙され妊娠。 家もお金もなく路頭に迷い、ボストン行きの夜行列車に誤乗車してしまう。 車中で出会った若夫婦、ヒュー(ブレンダン・フレイザー)とパトリシア。 偶然にもパトリシアはコニーと同じ身重の身体だった。 突然列車が脱線事故を起こし、気がつくと病院のベッド。 そして男の子を出産していた。 しかし、看護婦が彼女をなぜか「ウィンターボーン夫人」と呼ぶ。 やがてパコという執事兼運転手が迎えに来て、コニーとベビーは 見たこともない豪邸へ案内された。 そこは名家ウィンターボーン家。 放浪の旅をしていたヒューの母親グレース(シャs-リー・マクレーン)は 初めて対面する“嫁と孫”を大歓迎。 ヒューが初めて連れ帰ろうとしていた新妻パトリシアと間違われたことを知る 真実を告白できない日々が続き、ベビーの洗礼式が行われ “名門の嫁”として認知されていってしまうコニー。 そんな彼女の素性をヒューの双子の弟ビル(ブレンダン・フレイザー:二役)が疑いを抱く。 コニーをパトリシアと思いベビーとともに惜しみない愛を注ぐグレース。 いつしか、ビルのコニーへの疑いも愛に変わっていった。 ある晩、酔っ払ったパコ(実はゲイ!)がレコードをかけ、 ニーとビルにタンゴを踊るようにからむ。 キッチンでビルのリードでタンゴを踊った後、二人はお互いの気持ちに気付き熱いキスを交わす。 謎の手紙が届いたり、そして後ろめたさからベビーと一緒に去ろうとするコニーを駅で見つけたパコが語りかける。 「あなたがいう理由というものについては知りませんが、 あなたは私と同じようにもうウィンターボーン家の家族なのです。」 ビルはコニーにプロポーズし、結婚式の前夜祭にあのスティーブ現れ素性をばらすと彼女を脅迫した。 その夜、コニーはスティーブのアパートを訪ね拳銃を構えたが、彼はすでに殺されていた。 そしてビルがそこにいて、外にはバコも・・・。 翌日、結婚式を挙げる直前、教会に殺人事件を捜査する刑事達が駆けつけ、グレースが・・・。 (★★☆☆☆ 2002.4.15) 「キャデラック・マン」 (1990年/日本劇場未公開) ≪ストーリー≫ 口八丁手八丁でキャデラックを売るトップセールスマンのジョーイ(ロビン・ウィリアムズ)。 得意の口からでまかせでお客の奥さんにまで手を出してしまうというおっ軽~いC調男のジョーイ。 「口は災いのもと」で、日頃の報いが一度に押し寄せ、彼は人生最大の窮地に立たされる。 そんな時、ジョーイが勤める店に、女房がこの店のセールスマンの誰かと 浮気をしてると思い込んだ男ラリー(ティム・ロビンス)が、 機関銃片手にバイクでショーウィンドーに突っ込んで乱入し、 そこに居合わせた店員やお客を人質に立てこもる。 ここまで聞くと、それからの警察と犯人との攻防、そして人質の命はいかに!! ・・・となるところですが、スリルとサスペンスなどドキドキはどこへやら、 R・ウィリアムズが引っ掻き回す(?)ハチャメチャの爆笑コメディ。 しゃべりまくりのR・ウィリアムズ、 そして天然ボケ気味のティム・ロビンスが笑える笑える・・・。 そして、彼らを取り巻く登場人物のキャラクターも 細々(こまごま)と結構笑えちゃいます。 人質のジョーイがいつしかラリーをリードしていたり、 ジョーイのお母さんに「息子になんていうことを」と電話で怒られ、 ラリーが「彼を傷つけたりしないよ、約束する」と誓いを立てたり、 起爆装置だと言って持っているものは、 どう見てもTVのリモコンにしか見えないし、 見守る警察の指揮官が現場のベースにした中華料理店で エビ饅頭(飲茶?)を食べた食べないと大騒ぎをしたり・・・。 監督はトム・クルーズの「カクテル」、ケビン・コスナーの「13デイズ」などのロジャー・ドナルドソン。 共演はパメラ・リード、ロリ・ペティ、アナベラ・シオラ、 フラン・ドレシャー、ザック・ノーマン、エレイン・ストリッチ。 「レナードの朝」などとは、180°ひっくり返った脳天気なキャラクターなので、 ロビン・ウィリアムズのファンの方は観ない方がいいかも!(笑) 同じくティム・ロビンスもおトボケ&大ボケ役なので、 「ショー・シャンクの空に」のイメージのままを壊したくない方も、同じく観ない方が・・・。(笑) (2002.5.5 ★★★☆☆) |